筋力が落ちている部分、柔軟性をなくしている部分を
ピンポイントで、“標的” にして強化・維持していく
体操です。
  ここでは、基本の主な体操を紹介します。
   
指組み肘寄せ

肩関節の柔軟性を高める
肩痛・肩こり予防

指を組み、顔の前にもってゆく。
肘を付けて、1,2、3、4で離す。

4回行う。
   
猿まね体操

肩関節の柔軟性を高める。
肩痛・肩こり予防
猫背予防

手のひらを顔の前。最初は顔を洗うように小さくから、
だんだん大きく、前からの後ろ。後ろから前に、だんだん
小さくして行き、顔の前で終わる。
肩の付け根も伸ばす。
 
指引っ掛け

握力の強化
三角筋の強化

猫手で胸の前で指を組む。
親指を小指の中に入れ、しっかりと組み、軽く息を吐いて、
思いきり吸ってゆっくり、吐きながら1、2、3、4、5と、
6秒程度、連続的に左右に引っ張り合う。

上下を入れ替えてもう一度行う。 
 
大胸筋の強化

抱き着いたり抱きかかえたりするときに役に立つ。

胸の前で指を組み手のひらをしっかりと合わせ、一文字
にし、 軽く息を吐いて、思いきり吸って、ゆっくり、
吐きながら1、2、3、4、5と、6秒程度、連続的に手のひら
を押し合う。

手の指を1本ずらして、もう一度行う。
 
 
上腕の筋肉の強化

上腕二頭筋、上腕三頭筋の強化
物を持ったり、手をついて起き上がる時に役立つ。

左手の手のひらを顔に向け、ヘソの前20~30㎝、右手は、左手首をおさえる。
向けた手は引く、おさえた手は押す。
ゆっくり息を吐きながら、1、2、3、4、5と、6秒程度、
連続的に押し合い引き合いする。
手を変えて、もう一度行う。 
 
膝締め

膝痛を予防する。
内転筋群の強化とO脚を防ぐ。

手を合わせて膝の間に入れ、手をはさむように、ゆっくり
息を吐きながら、1、2、3、4、5と、6秒程度、連続的に
膝を押し合う。
 
腸腰筋・腹斜筋の強化

肘・膝タッチ、上体捻り
転倒を予防し、歩く能力を高める。

肘を曲げ、胸の前で保持する。
膝が肘に付くように左右交互に持ち上げる。

肘が反対側の上げた膝に付くように、上体を捻り交互に膝を上げる。 
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 Prepared by Eiko Kurosaki