大田先生からのメッセージ集

23.令和323(令和3年4月15日発行)
  「鬼に金棒。指導士の紙芝居

 

22.令和3 22(令和3年4月1日発行)
 「新しい」地域活動とは?

21
令和3 21(令和3315日発行)

 「介護予防」を広く捉える

20令和3 20(令和331日発行)

 もうしばらくマスクの中で小さい声の
 
「パタカ」で我慢


19令和3 19(令和3215日発行)

 一生もの


18令和3 18(令和321日発行)

 自分の体で実験。効果あり!


17令和3 17(令和3115日発行)

何とか体操を閉じこもり高齢者に届けたい


16令和3 16(令和314日発行)

 寝たきりゼロへの 10か条


15令和2 15

  (令和21215日発行)

 どこの指導士さんも元気でした


14令和2 14(令和2121日発行)

 ウイズコロナの活動


13令和2 13

  (令和21116日発行)

 ヘルスリテラシーの力


12令和2 12(令和2112日発行)

 気合は十分!


11令和2 11

  (令和21015日発行)

 2025年と2040年問題に2段構えの
  「予防」


10令和2 10(令和2101日発行)

 ラジオ体操ではない


9 令和2 9(令和2915日発行)

  新しい事業にご協力ください


8 令和2 8(令和291日発行)

 健康紙芝居を活用


7 令和2 7(令和283日発行)

 やはり「日本一少ない」県、でした!


6 令和2 6(令和2715日発行)

 勉強をして教室の再開を待ちましょう


5 令和2 5(令和271日発行)

 フレイル克服に「電波」を活用


4 令和2 4(令和2615日発行)

 指導士会の活動と「新しい生活様式」に

   合わせた活動


3 令和2 3(令和261日発行)

勉強をして教室の再開を待ちましょう


2 令和2 2(令和2515日発行)

 勉強と情報の交換が大切


1
 創刊号(令和251日発行)

みなさまと情報を共有するために、
  これから



23.令和3年 第23号(令和3年4月15日発行) 
  鬼に金棒。指導士の紙芝居

死亡原因疾患としてかつては肺結核が
 第1位、ついで脳卒中という不動の
 順番でしたが、昭和27年に脳卒中が
 1
位になり、そのうちがんが1位に入れ
 替わるという流れになっています。

ところが後期高齢者の死亡の原因疾患
 はがんではなく生活習慣病の循環器
 疾患なのです。塩分を多くとったり、
 メタボだったりの生活習慣からくる
 動脈硬化が原因です。「これまで生き
 てきたのだからいまさら」というのは
 甘い考えで、倒れて病院に行くと命は
 助かって寝たきりになることがしば
 しば起こり、誤嚥性の肺炎などで
 苦しむことも稀ではありません。
 指導士さんたちに紙芝居をお願いした
 のはそれを少しでも防ぐためです。

 研修用のDVDを指導士会にお送りし
 ます。これを参考に教室が再開される
 まで勉強をしましょう。指導士さんが
 生活習慣病予防の講釈ができればこれ
 こそ「高齢者の保健事業と介護予防の
 一体的実施」で、鬼に金棒です。
 皆さんからも役場にも伝えましょう


22.令和3年 第22号(令和3年4月1日発行)
  「新しい」地域活動とは?

 コロナが流行ってから、「新しい」生活様
 式など、何かと「新しい」がついた言葉が
 出てきました。別に構いませんが、私は地
 域の活動で言えば、超高齢社会には従来の
 やり方の延伸・増強だけではなく、それこ
 そ発想を飛ばして「新しい」やり方で臨む
 ことが必要だと主張してきました。コロナ
 とは関係なく新しい視点での取り組みが必
 要だということです。

 従来の地域活動では生活習慣病予防のため
 の住民向け健康教育ですと保健師さんや栄
 養士さんなどの専門家が公民館などで健康
 教室を開き、集まった住民に直接お話をす
 るというやり方です。このやり方が 悪い
 ということではありませんが、例えば高齢
 者に介護予防や生活習慣病の予防について
 伝えるのに、市町村の保健師や施設や病院
 で勤務するリハビリ専門職が、いくら頑張
 っても年に数回少人数にお話をする、運動
 を教える、で終ってしまいます。膨大な高
 齢者に対して参加者も限られ回数も場所も
 極めて限定的になります。ことに高齢者は
 遠くには行けません。

 高齢者は茨城県ではすでに83万人を超えて
 おります。この高齢者が一人でも多く一日
 でも長く元気で長 生きしてもらえるように
 幅広く、また繰り返し、繰り返し、情報を
 発信しなければなりません。それにはこの
 やり方ではあまりに非効率的で少し厳しく
 言えば非現実的と言わざるを得ません。

 これを突破するのが「新しい」やり方で
 す。それは勉強した住民が、それを他の人
 たちに伝える手法です。そのシステムづく
 りです。まさに住民が主体になった活動で
 す。リンカーンの言った「住民の住民によ
 る住民のための」のやり方が必要だと思い
 ます。これこそ今の高齢社会では「新し
 い」と言えると思うのです。

 シル・リハ体操指導士の養成事業、また
 指導士の組織だった活動は「新しい」やり
 方の先を走っていると言えます。


21令和3 21号(令和33月15日発行)
  「介護予防」を広く捉える

 
介護と言う言葉がついているので、どうし
 捉え方が介護に偏り、狭くなってしま
 傾向がありますが、この言葉は健康維持
 から一連で捉えることが大切です。元気に
 暮らすための健康づくりから加齢でフレイ
 ルになるのを予防する、そしてたとえ介護
 を受けるようになってもその進行を抑え、
 最期まで人間らしくある、まで入れて考え
 ます。元気な時の健康づくりや生活習慣病
 予防を介護予防とするのか、には意見はあ
 ろうかと思いますが、いったん病気やケガ
 をすると一気に要介護者になる恐れがある
 わけですから私は介護予防の中に含めて考
 えています。全介助の状態になった時、介
 護をするのが困難な状態になるのを予防す
 るのも立派な介護予防です。
 コロナの重症病棟でうつ伏せにする療法が
 とられます。その時手足の関節が拘縮で動
 なかったら大変な手間がかかります。そ
 れを予防しておくのも立派な介護予防と言
 えます。こうやって広く捉えてみると、
 シルバーリハビリ体操 があらゆる場面で
 役に立つことがよくわかります。たとえ意
 識がないときでも介護者が体操にならって
 関節を動かてあげればいいからです。
 すごいですね。指導士さんは全部知ってい
 のですから。


20令和3 20号(令和331日発行)
  「パタカ」で我慢

 
笠間市指導士会笠間支部が調査した
 アンケートの中に「大声を出せない。大声
 出したい。」という訴えがありました。
 コロナが蔓延以来高齢者は外出自粛が
 き、人にも会えず、マスクをして声を潜め
 状態が
続いています。みんなで「パタ
 カ!パタカ!」
と 10ぐらい大きな声
 を、出してストレスを
発散したいと思うの
 無理もありません。
この人の気持ちは
 の思いでしょう。
でも、もうしばらくマスク
 万人の中で小さい声の
「パタカ」で我慢
 しましょう。


19令和3 19号(令和3215日発行)

  一生もの

シルリハ指導士のボランティアはいつま

 で、どこまでやるのか」は超難しい質問
 です。結論か
ら言えば、私は一生がんばっ
 
てほしい、と思っています。せっかく勉強
 してきたのですから、でき
る人はできる
 
かぎりで、いつまでというゴールはあり
 
ません。と言うのはいつの時代もそうで
 しょ
うが、自分が住んでいる社会では制度
 
で解決できていない問題が山ほどあ
 り、一つやればそれを通し
て次の課題が見
 えてくるからで
す。例えば、次第に教室に
 来られ
なくなった人に、また外出できな
 高齢者
にどのようにして体操を届けるか、
 などなど。そして最後は自分の問題にも

なります。自分たちにできることは自分
 たちでやる精神が
大事だと思います。それ
 
は何か、どうするか、指導士ならではの
 知恵を絞って提案
してください。

地域での体操指導活動を通して、解決すべ
 き多
くのことがあることに気づかれたと思
 
います。地域で住むかぎり、気づいた人は
 その
解決努力するべきでしょう。そういう
 
意味で、この活動は「一生もの」と思って
 ください。


18令和3 18号(令和321日発行)

  自分の体で実験。効果あり!

 
以前は、講義をして体操をして、体を動か
 機会も多かったと思います。最近はカリ
 キュラムが
安定し、私の出番も少なくなり
 
ました。それをいいことに体操を怠って
 
いたのは明らかです。加えて、加齢現象が
 
いろいろの部位に出てきました。厄介なの
 
は難聴と腰痛です。難聴は補聴器に頼るし
 
かありませんが、腰痛は脊柱管 狭窄症と
 
自己診断をして、「痛みが出る前に休む」
 などと言って休むことが
多くなり、肝心の
 
腰痛予防体操を怠っていた気がします。
 その結果、足腰が加齢によるフレイルより
 弱ってきたように思いました。
大いに反省
 し、心を入れ替え、主として腰
から下肢に
 かけてのシル・リハ体操をしっかりするこ
 とにしました。高齢者の人体実験です。
 自分でいうのも気が引けますが、体操は誠
 によくできていて、しかも1 1ミリ
 1グラム忘れずシルバーリハビリ体操」
 のコピーの通りだと感心しています。まだ

 2週間ほどですが、中間報告をしますと、
 全体的に動作が楽になって来ました。
 「効果あり
!」です。
 「歩ける人は歩く動作を大切にし、シル・
 リハ体操を続けること」と言ってきました

 ので、プラザに来たときは館内を2,000

 から3,000歩歩き、土日は外出自粛でも

 ありますから、「檻の中の熊式」で

 狭いマンションの中をうろうろ500
 以上歩くことを目指しています。


17令和3 17号(令和3115日発行)

  何とか体操を閉じこもり高齢者に
  届けたい


 コロナで年末年始から引き続き外出自粛。
 檻の熊式で家の中を歩いても千歩が精いっ
 ぱい。どうかすると2百歩ぐらいの日があり
 ました。ただ努めて腰から下半身のシル・
 リハ体操をやっていましたので,出勤して
 もかえって前より歩きやすく感じます。
 この年になってもストレッチの効果は歴然
 です。1日1ミリ,1グラムは大切です。

 おかげさまで私は4日からプラザに出勤でき
 少ないながらも運動をしていますが,
 そうでない高齢者はほんとうに心配です。
 閉じこもりが「心身」によくないことはわか
 っていることですが,人を家に封じ込める
 コロナには本当に困ってしまいます。
 

 閉じこもりの問題をコロナのせいでなく一般
 論としてとらえ,加齢や病後の衰えで教室に
 来られなくなった人やまだシル・リハ体操の
 意味を知らない人へ何とかして体操を届ける
 方法はないものかと必死に考えています。今
 すぐにという決定的な妙案は
ないのですが,
 後期高齢者が増える2025年までに,何として
 も茨城県の全高齢者が体操を知っている状況
 を作り出す目標で活動を始めています。

 まとめますと,指導士さんには今まで以上
 一般高齢者に普及していただく,医師会
 にお願いし,診療の際に体操を勧めてもら
 う,リハ病院等
を退院する高齢者に体操を
 指導してもらう,ケアマネさんに,ケア
 プランに体操を入れてもらう,デイケア,
 デイサービス,特養などの事業主に体操を行う
 よう依頼する,になります。

 今,そのためのマニュアルを作っています。
 コロナが少し収まれば,それをもって関係
 団体と話し合う予定です。

 それとは別に,宣伝用にウィークリーカレンダー,
 シール,缶バッチ,かるたなどを作り,体操
 が誰の眼にも触れる状況をつくる考えです。
 すべての後期高齢者に届けるには何せ資金が
 足りませんが,それはそれで。クラウド
 ファンディングや企業から寄付
をもらう
 とか…。


16.令和3 16号(令和314日発行)

  寝たきりゼロへの 10か条

これは随分前から提唱され、平成3年にはこの
 考えを広めるため、国から通知が出される
 ほどでした。これができた当時、脳卒中で
 寝たきりに
なる人が多いこともあって、
 そこに焦点を合わせた
表現になっています
 が、脳卒中でなくても役に立つことがまとめ

 られています。この第910条に今話題に
 なっている閉じこもりのことが書かれて
 います。第9条「家庭でも社会で
も喜び
 見つけ、みんなで防ごう閉じこもり」、

 10条「進んで利用機能訓練、デイサービス

 寝たきりなくす人の和、地域の輪」外出する

 ことの大切さが書かれていて、そのためには
 個人の努力だけでなく「人の和、地域の輪」
 の大切さが述べられており、よくできている
 と感心させられます。

 この作成にあたった先生の一人広島県御調町
 の公立みつぎ病院の顧問をしておられる山口
 昇先生にお話を伺うと、御調町の活動の実績
 が大変参考になっ
たとのことでした。
 今は尾道市になりましたが、尾道市もシルバ
 リハビリ体操指導士養成事業に取り組んで
 います。
広島県出身の守谷の毛利さんに応援
 していただいた
こともあります。尾道市と
 健康プラザは交流が深い
のです。


15.令和2 15

  (令和21215日発行)

  どこの指導士さんも元気でした

 11月の7日に秋田県鹿角市2122日は
 岩手県
雫石町、岩手町、そして28日には
 船橋市と4か所を訪ねました。このコロナの
 中どこの会も少しでも体操教室を開催する
 ことに努力、工夫をしているように見えま
 し
た。鹿角市では特に高齢過疎地区での
 指導士のなり
手不足が課題でした。解決
 策は難しいのですが、できる地区、できる
 人がカバーしていく以外に方法はないと
 思いました。

 雫石町での会は「いわてリハビリテー
 ションセンタ
ー」主催で14市町村から
 代表が集まりました。コロナでお互い顔を
 合わせない中での指導士のモチベー
 ション維持のため、私の講演を録画し、
 指導士の研修としてYouTubeで発信する
 計画でした。

 岩手町は盛岡市の北に接し、旧渋民村を
 抜けたところにある人口12千人、高齢
 化率は約40%の町です。体育館に住民約
 150人と指導士さんが
40人ほど集まって
 くれました。教室は開かれていないよう
 ですが、会場の舞台で指導士さたちが
 上手に
住民に指導してくれました。
 
船橋市は3分の2の教室が休会中だそう
  です。それでも指導士さんは元気で、大勢
 の指導士さんが講演会の応援に来てくれ
 ました。市民の関心も高く、会場は制限を
 かけたそうですが密をさけて、ほぼいっぱ

 いでした。ルリハ体操は全国に少しずつ
 広がっています。
 各地で元気な指導士さんにお会いすると私
 も元気になります。 ウィズコロナの時代、
 皆さん方も、体操教室は開かれなくても
 指導士同士が顔を合わせて勉強する機会
 を持つ工夫をしましょう。


14.令和2 14号(令和2121日発行)

  ウイズコロナの活動

 アフターコロナはあるのでしょうか。ある
 としたらそれはいつになるのでしょうか。
 今となっては徹底してウィズ コロナ作戦
 をとならなければと思います。指導士さん
 への研修は徹底してDVD電波を使う。
 それに必要な道具を整える。高齢者へ
 の伝達は紙ベースでしょうが、その前に
 市町村行政を通した人頼りではなく、
 茨城県中の徹底した広報啓発活動を
 行う。資金は一部クラウトファンディングを活用
 する。県市町村からも協力してもらう。
 茨城のどこを切ってもシル・リハ体操が
 出てくるくらいの勢いで広報を行う必要
 があると思います。
 プラザはそのために組織改革を行い、
 来年度に向け、事業を前倒しにしてもすぐ
 計画を
練り、始められるものは始める、
 できることは何でもやる、という覚悟
 す。人が集合
して行うやり方は横に置き、
 あらゆることを
考え直す必要があると思い
 ます。
 高齢者宅には全戸に体操のポスターを
 配るくらいの覚悟・決意が必要です。
 指導士さんにはポスターを配ってもらう。
 企業や学校には「あなたのおじいちゃん
 おばあちゃんのため」にと言って協力
 願う。 いろいろの店舗にはポスターが
 目に付く ようにする。ホテルや旅館に
 も、タクシーの座席の前にも貼ってもらう。
 バス停にも目立つものをぶら下げる。
 老人クラブにも協力してもらう。「コロナで
 死ぬか認知症になるか」と脅かされている
 時代「生きていくために必要な選択です」
 (眞子さま)と同じくらいの覚悟が必要で
 しょう。


13.令和2 13

  (令和21116日発行)

  ヘルスリテラシーの力

 リンカーンの「住民の,住民による,住民の
 ための」 という言葉はあまりに有名です。
 シルバーリハビリ体操 指導士の養成事業は,
 一つは,この精神にのっとって います。もう
 一つの柱は住民の健康の学び,ヘルスリテラ
 シーです。ヘルスリテラシーは「住民の地域
 保健に 関する教育」という意味です。単に
 「教育」と言うと,主体が教え側に行って
 しまって,目線が高く,住民が置いてきぼり
 になった感じがしますので,私は教養の方が
 いいと思っています。ヘルスリテラシーに
 関するある学者の言説を私なりに解釈する
 と,地域保健の勉強には3段階あって,1段階
 は,健康に関するある領域の知識を得る
 こと,2段階は仲間とそれを一般に伝える
 こと,3段階は 行政や専門職と協働して
 大きな展開に寄与することとなります。
 これは 15年間指導士さんたちの活動を見て
 きてその通りだと確信を持つようになりまし
 た。第一段階では「シルリハ体操の内容や
 意味」を学び(資格獲得),次いで「地域
 の中でそれを展開する」こと(体操教室)を
 行うようになります。3段階になりますと,
 「地域で健康に暮らすとは何か」を考えて
 必然的に行政とも関係を持つようになると
 思います。体操を大きく太い柱として打ち
 立て,余力で地域保健や生活支援に目が向く
 ようになると思われます(健康 紙芝居や
 生活支援への参入)。
 たかが体操事業と言われようとも,学習を
 積んだ活動家の集団は超高齢社会に未来への
 風穴を開けるでしょう。


12.令和2 12号(令和2112日発行)

  気合は十分!

 この 15 年間、年に 6 回、茨城県内で普及
 活動を行ってきました。これは県の老人クラブ
 連合会と県の主催で市町村の老人クラブ
 (高齢者クラブなど呼び方はまちまち)が
 共催し、市町村のシルリハの会が協力して
 くれます。今年度の第 1 回は 9 月 23 日に
 桜川市で行 い、指導士さんと一般の高齢者
 合わせて 50 人以上の人が集まってくれまし
 た。この時期に、これだけの人に集まって
 もらうのは準備の上でも容易なことではあり
 ません。10 月 28 日には高萩市で開催し、
 総勢 22 人 が集まってくれました。
 プラザでも教室を続けています。前のコース
 ではプラザコースは 6 人、207 コースは
 8 人です。
 市町村開催 と一緒に行いますから、初日は
 1 級さんや市町村の 関係者などが集まり、
 たびたび 50 人を超える大人数 になります。
 ご存じ大会議室は密を避け、換気のためドア
 を開けっぱなし、外の窓も開けますから、
 寒く感じた人もあったと思います。
 この時期でも養成事業を怠ることなく、最大
 限の注意を払いながら、プラザも忙しく活動
 をしています。地域開催が始まるとスタッフ
 は出払ってしまうこともあります。皆頑張っ
 ています。気合は十分です。


11.令和2 11

  (令和21015日発行)

  2025年と2040年問題に2段構えの
  「予防」


 団塊世代が後期高齢者すなわち 75歳以上に
 なる年が 2025年。 そしてこの世代が亡く
 なるピークが 2040年です。私たちはこの
 大きな世代的課題を乗り越えなければなり
 ません。 後期高齢者になると医療と介護が
 大きな問題になってきます。ですから高齢
 者は何といっても疾病予防(保健)と要介護
 予防(介護)の2段構えの予防精神が必要
 です。疾病予防は具体的には生活習慣病予防
 の予防です。要介護予防は虚弱化予防が基本
 になります。要介護予防が一般的に介護予防
 と言われています。 要介護状態になっても
 その進行を抑えるのも介護予防の中に含まれ
 ます。生活習慣病予防は、すべての人が考え
 なければなりません。健康紙芝居はその考え
 で作られたものです。指導士さんが体操教室
 でこれを使って人に話すと、説得力があり
 ますし、なにより自分勉強にもなります。
 コロナが収まって、そういうの活動ができる
 日が早く来ることを願うばかりです。その日
 のために、体操と一緒に少しでも勉強して
 おきましょう。


10.令和2 10号(令和2101日発行)

  ラジオ体操ではない

 ある県の方が「シル・リハ体操でなく、
 ラジオ体操でよい。ラジオ体操には座って
 やるのもある」と言う話をされたとか。
 ①体操を理解していない、②介護予防が時代
 の要請であることを理解していない、の2点
 から意見を述べます。
 ①ラジオ体操は、運動学・体育学から出た
 もので、その量と種類を極端に減らし、
 リズムに合わせたものです。したがって加齢
 が進むと高齢者はできなくなります。それを
 フォローするものはありません。
 シル・リハ体操は、動作学、障害学から
 できたもので、リハビリの治療運動を体操化
 したものです。 したがって起き上がれない
 人でもできます。目的は、要介護にさせ
 ない、進行させない介護予防にあります。
 ですから誤嚥予防から失禁予防、滑舌・
 発声・顔面運動まで入っています。
 ②超高齢社会に要介護者が増えると、介護
 費用が増え、介護離職にみられるように
 生産者年齢層が職を離れます。超高齢社会
 では本人の幸せだけでなく、経済のために
 も介護予防が必要になります。組織化された
 シル・リハ体操指導士はその一翼を担って
 います。ラジオ体操はよい体操ですが、介護
 予防にはほとんど関係のない体操です。


9 令和2 9号(令和2915日発行)

  新しい事業にご協力ください

 「自分のために体操だけを覚えるつもりで
 参加したのに,体操以外のことまでやらさ
 れるのはおかしい」という意見が一部にあり
 ました。この意見には2つの誤解があり
 ます。一つは事業は「世のため,人のため,
 自分のため」とボランティア精神がトップ
 にあり,結果としていろいろのことで自分の
 ためになる,ということです。また,指導士
 は他人に体操を指導する立場ですから,自分
 の考えで体操を組み立てられるところまで
 勉強していただいています。自分のためだけ
 なら,こんなに勉強する必要はありません。
 2つ目の誤解は体操をやってさえいれば健康
 が維持できる,と考えておられることです。
 体操は健康にとって有用な手段ですが,体操
 をするにもその気持ちが起こらねばならない
 し,それが続かなければなりません。また
 健康状態がいい状態でなければなりません。
 そのためには指導士は誰よりも生活習慣病
 予防の知識を身に着けてもらわなければなら
 ないと考えています。
 「体操のボランティアで参加したのに」と
 疑問を持たれる方もいるかもしれませんが,
 できるだけご協力ください。
 15年間も組織的に活発な活動をしてくれ
 ば,新たに社会的な責任や使命が生まれて
 くるのは当然のことです。企業でも行政でも
 同じです。社会のニーズに対応していく姿勢
 がなく,同じことだけをしていては時代に
 取り残され,いずれ消え去っていく
 でしょう。そのことを深く考え事業を進めて
 きました。指導士の皆さんには,新しい事業
 にもどうぞご理解とご協力をお願いします。


8 令和2 8号(令和291日発行)

  健康紙芝居を活用

 この 4 月 1 日に「高齢者の保健と介護予防
 の一体的実施に関する施策」が都道府県、
 市町村に対して通知されました。保健事業と
 介護予防事業という制度の違うものを一つに
 するというのはとても 難しいことです。
 茨城県は指導士さんが健康紙芝居をしようと
 いう取り組みを準備し始めていますから、
 これを活用すれば、住民と協働でかなり進ん
 だ取り組みができると思っています。生活
 習慣病の予防と介護予防をつなげる事業なの
 で、体操教室で指導士さんが紙芝居を使って
 話す手法はぴったりです。隅々まで住民に
 情報が行き届と思います。


7 令和2 7号(令和283日発行)

  やはり「日本一少ない」県、でした!

 前の号で、65 歳以上で介護認定を受けた人の
 割合が「2 月が1位、5 月は 2 位で残念」と
 いう内容の記事を書きましたが、まったくの
 誤りでした。きちんと計算をし直しますと、
 令和 2年1 月に少ない方から、僅差ながら
 1 位になっており、その後 2 月、3 月、4 月
 と1 位を キープしていました。5 月の月報が
 まだ発表されていませんので、この原稿を書
 いた時点では 1 月から4 ヶ月連続して 1 位
 ということになります。お詫びして、訂正い
 たします。それはさておき、コロナの影響は
 泥沼状態で、中でも在宅高齢者へのサービス
 のありどこも頭を悩ませているらしく、良い
 報道がようには なされません。サロンなども
 ぼちぼち始めるところもありますが、時間を
 短縮したり人数を制限したりおそるおそるの
 状態です。当分 3 密を避けるのはやむをえ
 ないとしてそのため過剰自粛で閉じこもり
 から寝たきりになっては困ります。
 教室開催に対する現在の私の考えは、マスク
 をつける、換気や身体距離を開ける、など
 一般的な対策はしたうえで、最低月に一回は
 外出拠点として教室開催を確保してほしい、
 ということです。そして、できれば来られ
 ない人の安否確認です。
 体操教室は回数が減っても、閉鎖でない
 高齢者が社会とつながる心の砦として存在
 限り、続けるはずです。荒海だからこそ
 消えることのない灯台の灯りが大切です。
 死守しましょう。


6 令和2 6号(令和2715日発行)

  日本一に、でもまた2位に

 要介護の認定割合がこの 2 月、茨城県が
 日本一少ない県になりました。でも、5 月の
 月報で、再び僅差で 2 位に。 これは、毎月
 「介護保険事業状況報告」が厚生労働省から
 出るのですが、その中に「第1号被保険者
 一人あたり 要介護(要支援)認定者割合(要
 支援1~要介護5)」というものがあります。
 簡単に言うと、高齢者の中に要介護者がどの
 くらいの割合で、全国都道府県別に表示する
 ものです。3 か月ごとに表が発表されます。
 介護予防事業の成果はすべてこれに反映され
 るとも考えられ、他府県と比べ介護予防の
 効果を見る一つの指 標になると思います。
 茨城県はその中でずっと 2 番目にいまし
 て、何とか 1 番にならないかと発表される
 たびに気にしていました。
 千葉 県、埼玉県、栃木県の北関東勢と山梨
 県とで競っていたのです。
 それがこの 2 月でついに一番少ない県になっ
 たのです。「介護予防」は要介護状態になら
 ない、状況を悪化させない、の2点に集約さ
 れますので、この認識が県民 に広がっている
 と思います。介護や医療関係者の努力もあろ
 うかと思いますが、要支援12、要介護1の
 軽度の要介護者は要介護者の入り口であり、
 ここをしっかり押さえなければなりません。
 いずれにせよ、介護予防という考えがあらゆ
 る人に浸透されなければならず、それに指導
 士さんたちが大いに貢献しているに違いない
 とみています。「日本一」を見たとき、
 シル・リハ体操指導士さんの活動に改めて
 頭が下がる思いでした。1 位でも 2 位でも
 いいのですが、暗いニュースばかり続いて
 いる中、久々に気分がよくなりました。


5 令和2 5号(令和271日発行)

  フレイル克服に「電波」を活用

 新型コロナの蔓延は国と国,県と県だけで
 なく個人と会との関係を遮断してきました。
 外出を自粛し,家にいると運動不足で身体的
 フレイルに,孤立から起こるうつ的になる心理的
 フレイル,人と会って話す機会がなくなる社会的
 フレイル,この三つのフレイルの連鎖が怖いの
 です。人と話す機会が少ない人ほど要介護の
 状態が増えることはプラザの調査でも明らか
 になっています。これからの時代はスマホを
 使う人が増え,相手の顔を見ながら話すこと
 も多くなると思います。そのような電波を
 使うシステムが発達してくれば,指導士さん
 がキーマンになって何人かの人と同時に話し
 ができるようになるかもしれません。
 生徒さんたちにリーフレットを配ってあげれ
 ば,指定した体操のアドバイスをしてあげる
 ことも可能になるでしょう。一気に 3 の
 フレイルを突破できます。コロナと同じで,
 電波は世界中どこへも飛んでいきますから,
 これを活用しない手はないでしょう。
 皆さん方は,機会を作って健康プラザ発信の
 ユーチューブを見てください。
 見たことがない人はぜひこの機会に見ること
 にチャレンジしてください。私は今回のコロナ
 騒動を機会にユーチューブを見るだけでな
 く,作る方にも手を出すことになりました。
 スタッフも手探りで作業をしています。これ
 からの「新しい生活様式」には電波をうまく
 使うことも欠かせないと思います。新型コロナ
 ウイルスには,体操の発信だけでなく情報の
 伝達や会議の仕方もいろいろ考えさせられ
 ました。コロナ騒動もマイナスだけではない
 と考えるように心がけています。


4 令和2 4号(令和2615日発行)

  指導士会の活動と「新しい生活様式」に

  合わせた活動

 1 年間の活動の全県のまとめが指導士会に
 報告されたと思います。集計は 3 月を省い
 た、11か月分になります。教 室開催数は
 40,989 回、指導士参加延べ人数 138,864
 人、住民参加延べ人数 571,291 人という
 結果でした。欠けた1 か月の活動数を単純に
 月平均を計算して加算すると、昨年度とほと
 んど変わらない数字になり、指導士さんたち
 の活動は相変わらず活発だと敬服するばかり
 です。プラザでは「新しい生活様式」に合わ
 せた指導士養成事業の在り方を模索してい
 ます。さらに、この通信もそうですが現在
 指導士会で活躍している人たちはもちろんの
 こと、一度指導士になってもやむを得ず退会
 された指導士さん が一生健康のことに関心を
 寄せていただけるように、プラザと密接な
 関係をつくる対策を模索しています。コロナ
 に負けてばかりはいられません。


3 令和2 3号(令和261日発行)

  勉強をして教室の再開を待ちましょう

 皆さん方は基礎的な勉強をしておりますの
 で、忘れたところがあっても教科書を開けば
 思い出すとおもいます。この機会に、筋肉の
 名前や関節の動きなど復習しておきましょ
 う。心配なのは教室を楽しみにしておられた
 お年寄りが来られないことです。まったく
 新型コロナウイルスには困ってしまいます。
 しかし、人に感染させても 自分が感染して
 もよくありませんから、今はできるだけ外出
 を自粛し、3密を 避け「非密」の新しい生活
 を考えださなければなりません。なにしろ、
 警戒が解除されてもウイルスがゼロになった
 わけではないのでワクチンができるまでは
 我慢をするのが基本だと思います。たとえ
 教室再開となっても慎重に行いましょう。
 もし教室が再開されたなら、体操の指導は、
 より家でやりやすいも のを選んで教えて
 あげてください。お休みの日、私は運動量が
 減るので、テレビを見ながら思い出しては
 体操をします。それに加えて、家の中を少し
  でも歩きます。すぐに家具に当たってしま
 いますが、それでもめげずに頻回に歩きま
 す。椅子につかまって足踏みもします。動く
 ことを心がけるのが寝たきり予防の第一歩
 です。


2 令和2 2号(令和2515日発行)

  勉強と情報の交換が大切
  
 新型コロナウイルスの蔓延で大勢が集まる
 活動を自粛していますが,これによっていさ
 さかも私たちの活動が停 滞してはならない
 と思っています。できうる限りの知恵をしぼ
 って,この難局を皆さん方と一緒に乗り越え
 たい,高齢者の寝たきりを一人でも増やさ
 ないようにしたい,というのが私の願い
 です。今はコロナに活動の手をふさがれて
 いますが,「茨城版コロナNext(本県のコロナ
 対策指針の基本的考え方について)」も県
 から出されました。いずれコロナが収束して
 くるようになったときは,指導士さんは新し
 い指導士さんになって甦っていただけると
 信じています。皆さん方とともにある私たち
 も,全力を挙げて知恵を絞っています。
 プラザの職員は皆元気です。電話でも,ファックス
 でも,メールでも,一言でも,一行でも結構
 です。皆さんの様子を教えてください。皆
 さん自身は決して心を閉じこもらせること
 なく,じっと力を蓄えていてください。皆
 さん方は,あきらめることなく,これを機会
 に一つでもアイデアを絞りだしてください。
 皆さん方の工夫も集めていきたいと思って
 います。プラザにどんなことでもいいので
 連絡ください。私たちは負けることはあり
 ません。次にもつながるアイデアと力を蓄え
 る時だと思ってください。介護予防について
 コロナの陰で制度は大きく動こうとしてい
 ます。プラザではそれを待ち構える気持ちで
 市町村に提案ができるよう構想を練ってい
 ます。皆さん方とはぼちぼちお会いできる
 日も来ると思います。お目にかかる日を
 待っています。その時は具体的なことを
 皆さんにお願いできるよう私たちもアイデア
 を絞っておきます。


1
創刊号(令和251日発行)

みなさまと情報を共有するために、
  これから

  月に
2回程度、情報発信していきます

 今回の新型コロナウイルスの蔓延による社会
 的影響は計り知れません。世界中でこの難局
 を乗り越えようと努力しています。私が心配
 しているのはコロナウイルスに感染しない
 ことはもちろんですが,外出を自粛され,
 高齢者が外に出られないこと,また仲間と
 会えなくなることによって生ずる心身への
 影響です。外出をするには,ぶらぶら散歩
 するのではなく,行き先があって,そこに
 行くために外出する,というのがベストで,
 行けば仲間と交流ができるからです。外に
 出ろ,出ろといっても「どこに行くのか」
 という目的がなければ,空念仏になる恐れが
 あります。体操教室はその意味では高齢者
 にはベストの対応です。
 月に 1 回でもはっきり行く場所が保証され
 ているということはかけがえのない行き先
 づくりでした。そして高齢者にそのような場
 を身近に作っていくことが私たちの目標で
 あったわけです。 現在県下に 2000 か所
 以上の体操教室を皆さん方は作り上げまし
 た。ここは高齢者にとっては通いの場であ
 り,体操の場であり,私たちには地域活動の
 拠点でもあります。この場を通して体操だけ
 でなく紙芝居を通して健康づくりの活動も
 できるからです。皆さん方は茨城の宝です。
 またむざむざとコロナに負かされるような
 人たちではないと信じています。きっといい
 アイデアをお持ちかもしれません。その
 ような皆さん方のアイデアも生かしながら,
 今までとは違ったシルバーリハビリ体操の
 普及法を考えだしていきたいと思ってい
 ます。
 またお目にかかる日を待っています。その時
 はたくさんのことを皆さんにお願いできる
 ようアイデアを絞っておきます。