2017.7.10

守谷市シルバーリハビリ体操指導士会

「シル・リハ全国フェスタ2017」に1,300人が集う! 

「シル・リハ全国フェスタ2017」が710日(月)、炎暑の中、県内外の指導士、行政、リハビリ専門職(3士会)など1,350人が県民文化センターに集結。


地域ごとのエールの交換、大田先生の講演、活動事例報告、ロボット「2代目たいぞう」と一緒に参加者全員が体操。
「異次元の少子高齢化社会を乗り切る」決意を全国に発信しました。


13
:00 開会

「主催者あいさつ」

◆橋本知事は、サブタイトル「超高齢社会の切り札 シルバーリハビリ体操」について、感慨深い面持ちで「いい言葉です。」と述べた後、「私も71歳になるが高齢者は社会を支える重要な存在。」「要介護認定率は下から2番目。茨城が健康寿命日本一になってもおかしくない。」

◆大田先生は、日本全国に展開してシル・リハの日本丸を出航させた気がする。2025年に向けて、異次元の高齢社会にわれわれがいる宿命は変えられないが社会を変えることはできる。昨日81歳になった。県民一家族、日本一家族で頑張っていきたい。



◆県理学療法士会斉藤会長は、「44市町村の3士会の方は挙手を」と声をかけると会場のあちらこちらで手が挙がりました。2年前から県では、リハ職の派遣をしている。県から日本へ、そして世界へ広げるときが来る。旗振り役とハブになろうと呼びかけました。



「ご来賓あいさつ」

◆厚労省老健局老人保健課 坂野元彦課長補佐、県議会保健福祉委員会 石塚仁太郎委員長からごあいさつがありました。

13
:30 来場者紹介(エールの交換)

シルバーリハビリ体操を導入している県外の自治体や団体、44市町村の指導士・行政・3士会など地域別の紹介が始まると、「おー!」と両手を高く掲げてアピールする仲間たち。大きな拍手が包み込みます。この中には、野田市48人、船橋市16人、いわき市20人の仲間たちも。
紹介のたびに会場には地鳴りのような声と拍手が沸き起こり、連帯と団結の力を誇示しました。


・シルバーリハビリ体操を導入している自治体・団体。

岩手県、岩手県二戸市、秋田県鹿角市、福島県いわき市、千葉県野田市、船橋市、広島県尾道市、庄原市、熊野町、富山県医療生協、富山県介護福祉士会、山口県介護福祉士会


13:50 講演

◆大田先生の講演のテーマは「介護予防の決め手!」

(講演要旨)
・28年12月末の高齢者数(第1号被保険者)は34,233,794人。要介護者数は6,170,329
・介護予防の内容では、寝たきりにならない(独立・自立)。最期まで尊厳を守る(自尊・尊厳)の2つを強調。
・短期目標3つの提言 @指導士、教室数を増やす。A送迎、訪問 Bリハ職と重度者への対応。
・活動はMVPで行こうと呼びかけ

 M:mission 使命感

 V : vision
   展望・希望
 P
passion  情熱


14:30 活動事例報告

◆@県理学療法士会 A水戸市シルバーリハビリ体操指導士の会 B山口県介護福祉士会 Cいわき市シルバーリハビリ体操指導士会


・山口県介護福祉士会の
飴屋貴子さんは、職能としての取り組みを介護福祉士の視点から報告。

地域の介護予防に寄与するにはシルバーリハビリ体操の習得が必要と考えて県立健康プラザを視察。平成21年、大田先生らを山口に迎えて「介護予防体操研修」を開催。平成22年山口県初の介護予防体操インストラクターが誕生。平成28年度初期研修修了者は220人。後期修了者は161人。平成29年現在20人のインストラクターが。この結果@リハ専門職と介護福祉士の共通認識が得られる。A日常の介助面でも利用者に適した体操を取り入れられる。B利用者の能力を維持することにより尊厳が保たれ過介助にならず介助量の軽減ができる。


・いわき市シルバーリハビリ体操指導士会の藤原善子さんは、「シルバーリハビリ体操指導士会始動!現状と課題・展望」について報告。

7年間で3級指導士を551人養成。養成講座は年間10回のこともある。平成2710月に指導士会設立。会員数250人。教室数400(7地区)。
市への依存意識が高い。自立した活動が必要。教室が多く忙しくて大変。急いで指導士仲間を増やさないと追いつかない。今後は指導士のモチベーションを高める。指導士の活動の成果をもっとわかりやすくロジックに還元したい。
最後に、みなさん、いわき市へ来てくださいと交流希望を述べました。


15:25 シルバーリハビリ体操の実技


44市町村の研修委員代表44人がステージに並び、人型ロボット「2代目た
いぞう」のかけ声と動きに合わせ、参加者全員が体操を実演しました。


15:35 大会宣言

◆シルバーリハビリ体操指導士県連合会大久保会長の発声で、
「町民一家族、県民一家族、にっぽん一家族の精神で団結し、自助・互助活動を展開して、異次元の少子高齢社会を乗りきろう!」などのスローガン5本を参加者全員で力強く唱和。拍手で採択しました。

◆守谷の指導士の声
森山:山口県介護福祉士の報告、スクラムを組む事が理想だと思った。
浅沼:いわき市、すごく頑張っているのがわかった。

新妻:いわき市の活動が印象的。自分の出身地なので思わず挨拶に行った。

田中:県外の指導士も一堂に。士気が高まって元気になれた。
森:県外の指導士養成数には迫力がある。特に年間10回のいわき市。
◆守谷から参加したのは(順不同敬称略)
○指導士(鍋田清彦・大山徹郎・橋本哲夫・鎌田多記子・森山まち子・浅沼智子・土屋勝美・毛利直美・光田政枝・黒崎映子・亀山敏子・朽木秀子・新妻光郎・田子かほる・三村京子・平井孝子・谷弓子・森明子・田中康二・原田義徳)

○守谷市(椎名均・和久田智也)
○理学療法士(星野敏行・会田記念リハビリテーション病院、原佳祐・守谷慶友病院)

 以上   
 
記事・写真:原田義徳   写真提供:守谷市役所