夏の歌自作6首 72023.8.27

青空の入道雲を見ているといつしか動く高層マンション/冷房のアイドリングの音高しスーパードライミュージアム行き/炎天の工事現場へ運転士ロングボデーを斜(はす)に押し込む/298(ニィキュッパ)イオン下妻で並んでたサイドカットとダメージデニム(穴あきジーパン)/「はなまる」の店の名前にほだされて差し向かいで食う「温玉ぶっかけ」/(食欲のない妻を気晴らしに誘う)

     

  昭和の嫁入り披露宴の思い出7首(2023.8.20

可愛くて肌が白いと誉めそやす介添えしつつ髪結いのママ/隣家の○○ばあちゃんに手を引かれきみは我が家の敷居を跨ぐ/赤あかと極上の炭熾りいて広間明るむ花嫁のれん/仏前に三々九度の盃交わし吾らめでたく夫婦となれり/丸顔にハの字に垂れた濃き眉の村の長老「高砂」謡う/並々と注がれて大盃上座より回されてくる嫁入りの宴/訥々と若き吾らを励まして朱塗りの盃を君は飲み干す/

    

  小6が夏休みの読書感想文に挑戦(2023.8.19

夏休み中に読書感想文を書くと言っていた6年生。原稿用紙3枚にまとめたので見てほしいと今朝持ってきた。何回読んだのか聴くと1回という。度胸があるのに驚く。字数はピタリだけど誤字が23か所。題名は「わたしの苦手なあの子」朝比奈蓉子著、234ページ。夜、自分もこの本に挑戦した。2時間半で読み切った。3人の6年生とおじいちゃんの存在がかみ合い読後感爽やかだった。

  夏の歌自作7首 62023.8.16

金沢の「すし食いねぇ!」で旅の締め賄い軍艦分け合いて食ぶ/高齢の紳士あなたも通ですねぇ「白山そば」のつゆを残さぬ(金沢駅)/シャツの裾たくし上げつつ顔を拭き我を追い越す若きランナー/左手に蛇口を回す夏の朝反射神経ちょっと戸惑う/一人抱き一人手を引くママさんのキャップ、スニーカーにも真夏の日差し/町おこしの地酒と妻に言い聞かせ「やわら三万石」カートに入れる/(179字)


  小6の「太らないもちのレシピ」(2023.8.4

お昼ごろ、太らない餅を作ったから食べてねと6年生が一皿持ってきた。レシピもつけて。@とうふ150gA片栗粉大さじ3Bさとう大さじ1CよくまぜるDレンジ600W1分EまぜるFレンジ600W1分 完成見た目には金沢の銘菓「花友禅」を連想させる。花友禅は小豆を求肥で包み、炒りきな粉をまぶした一口サイズの菓子。柔らかく艶やかな味に挑戦してほしいと思って味わった。


  夏の歌自作7首 52023.8.3

これ以上待てぬとばかり鳴き出だす蝉あり山門日はまだ高し/信号の柱の陰に束の間を息整える真夏の巡回/ゆっくりとクレーンが降ろすコンパネを受ける男のメットがきらり/6が縦半分に切るゴーヤきみのレシピの手順通りに/ 清掃員改札内へ向かう午後赤い作業着背筋伸ばして/熱々の8番ラーメン猛暑日は少し多めの辣油を垂らす/のんびりと石川ナンバー前を行く里山海道夕日がまぶし/